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GW期間中の休業(4/29~5/8)とショッピングサイト発送について

平素はスター商事および弊社ショッピングサイトをご覧いただきまして誠にありがとうございます。

誠に勝手ながら年末年始休業を下記の通りとさせていただきますので、何卒よろしくお願いいたします。

2022年4月29日(金)~2022年5月8日(日)

スター商事ショッピングサイトにおけましては、年末年始期間中の休業に伴い、
2022年4/28(木)午後12時以降~2021年5/8(日)中にご注文、ご入金の確認が取れたお客様への発送は、2022年5/9(月)から、順次発送とさせて頂きます。

尚、休業期間中の商品お問い合わせ等につきましてもメール受付は随時承っておりますが、回答はおなじく5/9(月)以降からとさせていただきます。ショッピングサイトをご利用いただくお客様には大変御迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご確認の上ご注文いただきますようよろしくお願い申し上げます。

被災者の声を聞き、それを「自分事」として考え直し 納得した実用的な防災備蓄を

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防災アドバイザー/防災士

被災者の声を聞き、
それを「自分事」として考え直し
納得した実用的な防災備蓄を

防災アドバイザー/防災士
岡部 梨恵子さん

「子供を守り抜きたい」母が考えた防災備蓄術が最も人を守り抜ける。女性目線で考える防災、母目線で子供を守るための防災備蓄術を発信し続ける防災アドバイザーとして活動する岡部さん。そんな岡部さんに身を守るため、そして日ごろ備えておくべき防災用品とその心構えを伺いました。

更新:2023.09.01

― スター商事(以下同):全国での講演やメディアでの発信など、防災の啓蒙に忙しい毎日かと思います。

岡部(以下同)
コロナ禍ということもあり最近は講演会やメディアというよりは、企業のBCP対策、新聞やWEBの防災記事の監修の方が多いかもしれませんが、コロナ前に実施していた講演やセミナーでは特に子どもの安全を強く意識しているお母さんから多くのご質問をいただきますので、改めてみなさまの防災意識の高さを実感します。

主婦は家計をやりくりして防災費用を捻出し、家族のために防災グッズを備蓄していますが、実際のところ「防災は大切だとは思うが、何をしたらいいかわからない」「色々な防災用品がありすぎてどれがいいのかわからない」「防災用品を買ったけど、家でどうしまえばいいのか分からない」といった迷いを抱えているのも事実です。

私が登壇する意義は、東日本大震災以後、防災に取り組んで研究、検証しながら防災の専門家や実際に被災された方のお話を聞き、それをまずは自分事としてとらえてからみなさまにお伝えることで少しでも皆様のお役に立つことができれば良いと思いながらお話をさせて頂いています。

講演の出席者は延べ25,000人を超える

講演では主にどのようなことをお話しするのですか?

大地震が起きた場合頭が真っ白になり、助かる行動がとりにくくなると言われていますが、人は日頃からイメージすることでそのような時にでも次の行動をとることができます。

例えば映画館やショッピングで出かけた時は、入る建物でも、建物の耐震性はあるか?や避難口はどこにあるのか?を確認するなど、つまり今この時間、ここで大きな地震があったらどういう行動をするか?を常に考えることが一番重要だと思います。

そういった日々の生活に防災の意識をちょっと持つことの大切さ、すなわち「防災」を日々の生活に溶け込ませるという観点から色々なお話をさせて頂いています。

単に「防災用品を用意しましょう」ではなく、日々の生活を送りながらも仮に大震災が発生した時にどのような行動をするか、常にイメージしながら行動をすることが一番大事な防災用品なんですね。

その通りです。日頃からイメージすることで次の行動に移せますからね。そのような中でも実際に被災した場合はある程度の防災用品も必要かと思います。私が持ち歩く防災用品については、実用的で、被災した場合もしっかり役立つ物と確信したものでないと持ち歩かないです。

例えばブランケットでいうと、銀色のシャカシャカしたブランケットを持っている方が大変多くおられます。しかし熊本地震時、「寝返りする時シャカシャカ音がうるさい」と隣で寝ている方に注意されました。

防災用品は、買うだけ買って安心している方がいますが、本当に役立つかは、検証してみることや、被災生活を体験した方に話を聞き納得できるものを持つのがいいと思います。

私の場合は被災生活を体験された方のお話はお聞きしますし、防災の専門家の話も聞きますが、それを鵜呑みにはしないです。まずは「自分事」として改めて考え直すことをしていますし、 試してみることを積極的にしています。そして納得したものを備えていっています。

1枚で大人の体全体を覆うことが可能

いまブランケットのお話を頂きました。そんな岡部さんがSOLのブランケットを選んでいただいた一番のポイントを教えていただけますか?

このSOLブランケットを選んだポイントは4つあります。

1つ目はかさばらないでバックにしまえるその携帯性。アルミ製ブランケットは一度広げてしまうとA4サイズ以下に戻すのはとっても難しいし、備蓄するにも鞄にしまい込むにもかさばってしまい煩わしく感じます。収納面や携帯することを念頭に置くと、折り畳みがしやすくてコンパクトになるメリットは非常に大切なところです。

2つ目は柔らかくてサイズも大きいのでしっかり体を包み込めるという点です。縦213cm×横142cmの1人用と言われるブランケットも体を包み込むには十分な大きさですね。そして1人用と比較すると約20%大きいXLも展開にありますので、家族構成や使用用途に合わせて選べるサイズ商品展開も魅力の1つですね。

3つ目は高い保温性、つまり暖かいという事です。薄くてしなやかなポリエチレン素材は、体熱の約90%も反射させると言われています。つまり、身を包めば体温を保持できる。保温性の高さは避難所での声が証拠です。

4つ目は値段も手頃というところです。家計を預かる主婦にとってこの点は何より重要ですよ。

最後に、これは個人的に普段使いをしていて感じたところですが、最近のコロナ禍の感染予防対策として、換気のために常時窓を開放する施設が多くなりました。仕方のないことですが、時期によっては肌寒さを感じるのも事実。そんな時でもSOLのブランケットが1枚あることで、羽織ったり、膝掛けにしたりして暖を取ることができています

そうした汎用性の高さというのも、何にも代えがたい防災用品選びの重要な観点です。

左が災害時に役立つ一般道具で、右が携帯しておきたい防災グッズ

普段から携帯しておくべきでしょうか?

声を大にしてYesです。むしろ、持ち歩いて保温性の高さや使い勝手を把握していただきたいものです。前提として、折りたたんで何度でも使えるブランケットは小さくすると文庫本サイズほどです。通勤バッグや登山用のリュックに入れておいても邪魔にはなりません。

また、災害時は簡易トイレに長蛇の列ができます。屋外で用を足さなければならないケースもあるでしょう。着替えや授乳時の目隠しとしても活用できます。先ほども申し上げたこのブランケットの利点である汎用性はここでも活きます。

私は普段使いとして新幹線など、新型コロナの影響で換気を常にしている乗り物などで肌寒い時ひざ掛けにも使っています。(これをフェーズフリーといいます。) 荷物の限られたシーンでは、多様な使い方のできる応用力や汎用性の高さが求められるのです。

やみくもに買い揃えるのではなく、正しい知識と意識そして何よりそれを日頃から使うことが必要なのですね。

備えには、被災時の実情に沿った準備と意識が求められます。一朝一夕では身につきません。だからこそ日々の生活で防災意識を高めることが大切なのです。

なので、例えばキャンプにも普段使いにも使える汎用性の高い防災アイテムというのは、体験可能なシーンが増えるという点において価値を置いています。

まずは汎用できるアイテムを普段から実践して使うことからはじめてみましょう。それがご自身の本当に必要とする備蓄・防災アイテムを取捨選択することにつながるのですから。

~自分が納得できる知識はいざという時に大きな力を発揮~

安全のために何を準備できるか。災害時どのように行動できるか。避難所の情報は。家族との連絡手段は。非常用袋の中身は――。インターネットを検索すれば防災情報はすぐ手に入ります。ただ、「なぜ備えるのか」を自分ごととして認識しながら常にその状況を「イメージ」して行動しなければ情報に振り回されてただ道具を揃えるだけ、誤った行動をすることになってしまいます。

「揃える」と「備える」には大きな違いがあります。

ひとりひとりが防災への関心をもち、実際の使用感に基づいた自分が納得した知識で適切な防災グッズを選りすぐり、そしてその状況を常にイメージしながらいつでも使えるように準備、工夫をする。それこそ私たちが本当に持つべき防災意識、防災備蓄なのです。

スキーパトロール歴20年以上。山岳救助のプロに聞く入山の備えと心得

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山岳ガイド

奥山靖春さん

スキーパトロール暦20年以上。
山岳救助のプロに聞く入山の備えと心得

奥山靖春さん

全日本スキー連盟公認スキーパトロール
日本山岳ガイド協会/ステージⅡ 蔵王登山ガイド
自然公園管理員
蔵王山岳インストラクター
NPO法人蔵王高湯/観光振興会アドバイザー

遭難や事故、怪我など、冬山ではいつどんなトラブルに見舞われるかわかりません。冬山を安全に楽しむためには何が必要なのか。日本山岳ガイド協会所属の奥山靖春さんに、冬山で必要な装備と心得を伺いました。

更新:2023.09.01

― スター商事(以下同):雪山登山やスキーを楽しむ上で備えておくべき道具はありますか?

奥山(以下同)
まずは水とお湯です。山登りの際に保温保冷ボトルは必須。冬山はもちろん、夏山でも怪我した時は汗が冷えて寒くなることがあります。天候が急変したり、日の入り時刻に近づいたりすれば、当然気温は低下していきます。季節問わず、水とお湯は必須品ですね。

― 持参すべき水分量の目安はありますか?

あくまで目安ですが、
 
登山で必要な水分量(ml)= {体重(kg)+ザック(kg)}×5(ml)×行動時間(h)

が妥当なところです。
 
登山者の多くは、道中あまり水を飲みたがりません。途中で水が足りなくなると都合が悪いので、下山時まで取っておこうと思うようです。お客様へ「水分補給しましょう」とお伝えしても、飲まない方が多い印象です。
 
私は、水は先に飲もうと声を掛けています。熱中症や足の痙攣、攣り(ツリ)の原因のほとんどが、水分不足によるものだからです。水分が不足する前に飲んでもらう。水を大事に取っておいた結果、途中でバテてしまったら元も子もありませんから。

それに、一度バテてしまうとすぐに体力は回復しません。体調と水分は密接に関係しているのです。 

できれば、水分摂取は登山前から意識してください。当日だけ水分摂取を心がけても、身体には十分に浸透しません。最低でも登山当日の約2週間前から水分を摂取することが大切です。

― 正しい知識と日ごろの備えが不測の事態を未然に防ぐのですね。

その通りです。装備品は山へ入る前に試してみて、使い勝手を把握しておきましょう。緊急時に使う装備は尚のこと。緊急時にいつも通り動けるとは限りませんから。

私たちが現場で毎日のように使う救急用ブランケットは、登山でも必須装備のひとつです。被災時や遭難時を想定して作られた断熱性の高いシートで、身体に巻き付けるだけで体温の低下を抑えてくれます。
 
そんな頼もしいシートでも、遭難時に初めて触るようでは正しく活用できませんよね。非常時の迷いは不安を呼び、危険を増幅する可能性があります。だからこそ、事前に使ってみてほしいのです。

私が公私ともに愛用しているのは、SOLのエマージェンシーブランケットです。ポリエチレン製のシートは頑丈で、いまではケースだけがボロボロになってしまいました。自宅では寒くなる前に足元を包んだり、ちょっと横になるときに身体に巻いたりして使っています。

― 救助現場ではどのように活用しているのでしょうか?

主に保温ですね。冬山では負傷者の体温に気を使います。たとえば右足を骨折していると、骨折箇所周辺に血液が溜まってしまいます。適切な処置を行わずにいると、血液の循環が悪くなって体温が奪われて、ショック症状に陥る可能性があるのです。

雪深い蔵王では、凍死で亡くなる方も珍しくありません。患部のケアはもちろんですが、ブランケットをすばやく患者の身体に巻き付ける。冬山救助の鉄則のひとつです。

― 身体のどこを優先的に保温すればいいのでしょうか。

症状にもよりますが、表面積が多く臓器に近い上半身を優先したいですね

1枚で大人の全身を覆うことも可能
SOLのブランケット。1枚で大人の全身を覆うことも可能

スキーパトロールを20年以上続けているなかで、様々な救急用ブランケットを見てきました。先ほど申し上げたように、冬山で大切なのは保温です。

SOLのエマージェンシーブランケットを愛用している理由もここにあります。体熱反射率90%という数値は、身体を包む時間が長ければ長いほど実感できますから。

SOLを使った現場救助の様子
SOLのブランケットを使った現場救助の様子

― 全身を包むにあたって、展開しているブランケットのサイズ感はいかがでしょうか。

個人であればエマージェンシーブランケット1人用で十分だと思いますよ。救命救急の現場では、1枚で足りなければ複数枚繋いで使ったり、重ねて強度をもたせたりしています。

通常の救急用ブランケットはアルミ製なのでガサガサした音がうるさいのですが、SOLの製品はポリエチレン素材でしなやかだから、複数枚重ねても音が少ない。現場のことをわかってるなと感じますね。
 
あとは、負傷者を運搬する搬送用ボート(ストレッチャー)がないときにソリ代わりとしても使います。雪道を作るときなんかも、シートに入れて雪を排雪することもできます。

ブランケットを巻いた負傷者をストレッチャーで運ぶ
ブランケットを巻いた負傷者をストレッチャーで運ぶ

― カラーはオレンジを採用していますが、現場での視認性はどうですか?

蛍光色のようなハッキリとしたオレンジなので、緑が茂った夏でも、一面真っ白な冬でも見つけやすいですよ。あとは自然界にないカラーとして青色も目立つかもしれませんね。

― もし自分が遭難した際には、どのように使用すればよいのでしょうか。

どんな状況でも体温が低下しないように心がけてください。身体を包んで保温するのが通常の使い方です。余裕があれば雪面を30cmくらい掘ってその穴に入ると風よけになります。屋根を張るようにブランケットを被せれば、頭上から降る雪よけにもなります。

雪穴の上に被せれば屋根代わりに
雪穴の上に被せれば屋根代わりに

― 穴から外気が入らないようフタをするんですね。

そうです。実際のタープとして使うのもいいですよね。私がよくやる方法は、四つ角を紐状にしてペットボトルのフタに巻き付ける。それをペグに打ち込んで、トレッキングポールやストックで両端を立てる。そうすると簡単にタープが出来上がります。

私は分厚いタイプのブランケットでタープを作りますが、薄いブランケットでもテンションを掛け過ぎなければ風しのぎになります。

エマージェンシーブランケット1枚でタープになったり、雪穴のフタになったりする。発想の転換でいろんな使い方ができるんです。

オレンジ色のタープは救助者が発見しやすくなる効果も
オレンジ色のタープは救助者が発見しやすくなる効果も

― あらゆる場面で活用できる救急用ブランケットですが、所持している登山客は多い印象ですか?

少ないですね。まだ浸透していないと思います。防災グッズとして家にあるだけ、という人が多いのではないでしょうか。高機能で持ち出しやすく、使い勝手がよいのですから、認知が広がれば所有する人は増えるはずです。

困難な状況で真価を発揮する防災グッズは、アウトドアや生活の中でも活用できると、お客様に伝えていきたいですね。

― 登山で備えておくべきアイテムとして、救急用ブランケットの位置づけは?

救急用ブランケット、水/お湯、シューズ、ヘッドランプ――。すべての登山道具に位置づけはなく、すべて必要な道具です。シューズのソールが外れたら安全な移動はできませんし、蛇口のない山で水やお湯の希少性は言うまでもありません。

シューズや水に比べれば、救急用ブランケットの出番は少ないかもしれません。しかし、持っているか持っていないかで、生死を分ける可能性のあるアイテムであることは間違いありません。救急用ブランケットの価値は、もっと広く知られるべきだなと思いますね。

山における人命救助の鉄則:ルール・オブ・スリー

一般的に、被災から3日過ぎると生存率が急激に低下することから、人命救助の境として表現される「72時間の壁」。私たち山岳避難救助の世界にも、同じような指標があります。それが、ルール・オブ・スリー。

空気なしで3分間、保温なしで3時間、水なしで3日間、食糧で3週間。

ルール・オブ・スリーを重要な生存指標にして、私たちは日々山岳遭難救助に取り組んでいます。これから登山を始める方も、ルール・オブ・スリーに則ったアイテムを揃えて、安全で快適な登山を楽しんでいただきたいですね。

これまでの“大丈夫”、見直してみませんか

仮にあなたが山で遭難したとして、救助を待つ間にルール・オブ・スリーの数字が頭をよぎったとしたら、何を感じるでしょうか。

3日分の水を持ってくればよかった……。
3週間えられる食料品をザックへ詰めてくれば……。

これはなかなか現実的ではないでしょう。
では、保温なしで3時間はどうでしょうか?

エマージェンシーブランケットを1枚ザックに入れておけば……。

SOLのエマージェンシーブランケットは、たった1枚で「保温なしで3時間」を引き伸ばす可能性のあるアイテムです。これまでは「大丈夫」だったかもしれません。しかし、奥山さんが語る安全管理の心得を知った今、改めて、山を快適に楽しむために必要な装備を考えてみてはいかがですか。

3種の火起こしギア。 ファイヤースターターを検証してみた!

● ガスライターより役に立つ? 面倒でも頼れる着火道具

いまやガスライターのボタンをカチッと押せば、いとも簡単に火が手に入る便利な時代。それなのに、アウトドアギアの中でいまだに一定の地位を得ている手間のかかる着火道具があります。

それが今回の記事のテーマである
「ファイヤースターター」です。

ファイヤースターターとは、高温の火花を摩擦によって発生させる原始的な道具のこと。
昔話などに出てくる火打石を現代風に改良したアイテムといえば分かりやすいでしょう。

火花を飛ばす作業が少々面倒ではあるものの私は絶賛ファイヤースターターを愛用中。それはなぜか? ずばり、故障する心配がないからです。

普段の山登りでは点火装置が付かない小型バーナーを使っていて、長い間ガスライターを一緒に持ち歩いていました。ただ、低温下では火がつきにくくなったり、本体が透明でないとガスの残量が分かりにくかったり、不満な点も。

そこで、あるときピンときたのがファイヤースターターです。これなら気温が低くても安定して火花を飛ばせるし、 消費具合も一目瞭然。さらに、雨などで本体が濡れてしまっても問題なく使えます。

少しの手間さえ我慢すれば、ファイヤースターターは全方位に弱点がない万能な着火道具といえるのでは?

そう思い始めるといてもたってもいられなくなり、取材帰りに立ち寄った都内の山道具屋でさっそく購入。以来、小型バーナーの収納袋にはガスライターの代わりにファイヤースターターが居座るようになりました。

SOLでは2種類のファイヤースターターを展開

とても優秀なファイヤースターターは、大きく2つのタイプに分かれます。

もっとも一般的なものは、フリント(火花を発生させる金属製の棒)をストライカーと呼ばれる金属の薄い板で削って火花を飛ばすタイプです。私の愛用品もこれになります。

もうひとつは、円盤状のヤスリを内側にあるフリントに押し当てながら回転させて火花を発生させるタイプになります。フリント式と呼ばれるガスライターの点火メカニズムが、まさにこれです。

そして、スター商事が扱う<SOL(エスオーエル)>は、両方のタイプのファイヤースターターをラインナップ。品揃えの良さは、さすがエマージェンシーグッズ専門メーカーといえるでしょう。

どんな特長があるのか、ひとつずつ紹介します。

1.マグストライカー

サイズ比較用のスマートフォンは、iPhone SE 2

サイズ:13.5×直径2.5cm
重さ:80g

こちらは一般的な棒状のタイプ。黒いフリントの後ろには火種用のマグネシウムが付属します。紐は火花で点火できるティンダーコード。ストライカーには栓抜きと5cmの目盛りが付いています。

2.ファイヤーライト マイクロスパーク(2個入り)

サイズ:6×1.2×1cm(1個)
重量:8g(1個)
※実際の商品には本体が2つ入ってきます

これは円盤状のヤスリを回転させるタイプのファイヤースターター。サイズが小さいので使用できる回数が気になりますが、最大で約5,000回も火花を飛ばせる優れもの。1個8gと軽量なので登山にも気軽に持ち出せます。

\ SOLのファイヤースターター+αを実際に使ってみた! /

意外と役立つファイヤースターターですが、たったひとつデメリットが。シンプルな道具ではあるのですが、扱いにはちょっとした慣れが必要なんです。

事実、私が持っているファイヤースターターの使い方を山仲間に教えても、一回ではうまく火花を飛ばせません。コツを掴んで使えるようになる人がいる一方、使うのが難しい道具というレッテルを貼り、二度と手にしない人もいるほどです。

では、SOLから発売中の2つの使い勝手はいかがなものか。点火テストで扱いやすさを検証してみました!

▼ マグストライカーの使い方

1:スクレーパー(ストライカーのこと)の短辺にあるギザギザの部分でマグネシウムを削って削りくずを作ります。
2:スクレーパーをフリントにあてて強くこすり、火花を出してほぐした木の皮に引火させます。

(動画ではフリントをスクレーパーのギザギザの部分でこすっていますが、側面を使ってもOKです)

感想:
最初はフリントから上手に火花を飛ばすことができず、 少々手間取ってしまいました。用意があればナイフの背で削る方が火花を発生させやすいかもしれません。とはいえ、他の商品とは違うストロングポイントも。
動画では少々分かりにくいですが、ほぐした木の皮が燃えるよりも前にスクレーパーで削った削りくずに火花が引火しています。これがマグストライカー最大の特長。一般的なファイヤースターターは火種となる固形燃料や ジェルを用意する必要がありますが 、 マグストライカーはその役目をマグネシウムの削りくずが果たします。

▼ ファイヤーライト マイクロスパークの使い方

1:本体を中指と親指で挟んで持ちます。
2:人差し指でヤスリを弾くように回転させて火花を飛ばします。

(※ヤスリを回転させる方向が決まっています。本体先端にある矢印に従いましょう)

感想:
マグストライカーと比べると最初は扱いに戸惑ったものの、慣れてしまえば簡単に火花を飛ばせるようになりました。ヤスリの深くに人差し指を押し当てて、硬い糸を弾くように力強く回転させると上手くいきます。

<ペトロマックス>ファイヤープランジャーも使ってみた! /

ファイヤープランジャーはスター商事のネットショップだけで手に入る限定商品。右が銀プランジャー、左が黒プランジャー。銀プランジャーに黒プランジャーをかぶせて火口を作る

サイズ:19×10×4.3cm
重量:82g

スター商事が取り扱うペトロマックスにも、一風変わった着火アイテムがあります。これまでに紹介したアイテムは高温の火花を飛ばすタイプでしたが、このファイヤープランジャーは空気を圧縮して火口に点火するという珍しい仕組み。せっかくなので、こちらの使い勝手も試してみました!

5:銀プランジャーにかぶせた黒プランジャーを垂直に勢いよく押し下げて、チャークロスに点火させます。
6:点火したら別のチャークロスに火を移します。
7:火口のチャークロスを裂いた樹皮の中に入れて息を吹きかけ引火させます。

感想:
今回試した中でもっとも扱いが難しく、 私は最後まで火を付けることができませんでした……。ただ、とっても面白い道具なので、いとも簡単に扱えるようになったらアウトドアシーンで一目置かれることは間違いなし。

もし火口が上手く作れなくても、銀プランジャーの内側には棒状のフリントが付属しているので、ほかのタイプと同じく火花を飛ばすことも可能です。

● 着火テストを終えて

持ち運びやすさと扱いやすさで考えると、登山やキャンプなど普段のレジャーで使いやすいのは「ファイヤーライト マイクロスーパーク」といえるでしょう。

ただ、本当の緊急時に火を起こすことを考えると、火種になるマグネシウムが付属する「マグストライカー」に分があります。そのため、たとえば防災用にファイヤースターターを準備するとしたら、マグストライカーが一押し。少々使いこなすのが難しいですが、火種が付属する点では「ファイヤープランジャー」もおすすめです。

今回の記事が参考になったら、ファイヤースターターを手にとってみてはいかがでしょう。ガスライターが壊れた、もしくは濡れてしまったときなど、心の底から「持っていて良かった」と思える優秀なアイテムです。

年末年始休業(12/28~1/4)とショッピングサイト発送について

平素はスター商事および弊社ショッピングサイトをご覧いただきまして誠にありがとうございます。

誠に勝手ながら年末年始休業を下記の通りとさせていただきますので、何卒よろしくお願いいたします。

2021年12月28日(火)~2021年1月4日(火)

スター商事ショッピングサイトにおけましては、年末年始期間中の休業に伴い、
2021年12/27(月)午後12時以降~2021年1/4(火)中にご注文、ご入金の確認が取れたお客様への発送は、2021年1/5(水)から、順次発送とさせて頂きます。

尚、休業期間中の商品お問い合わせ等につきましてもメール受付は随時承っておりますが、回答はおなじく1/5(水)以降からとさせていただきます。ショッピングサイトをご利用いただくお客様には大変御迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご確認の上ご注文いただきますようよろしくお願い申し上げます。

「キャンプグッズ・マガジン vol.21」 (10月29日発売)雑誌掲載のお知らせ


  

10月29日発売、『キャンプグッズ・マガジン vol.21』(徳間書店)にて、

FEUERHANDPetromaxの商品が紹介されました。

特集は「冬キャンプ」。

冬キャンプにおすすめのギアの紹介する本の中で、

FEUERHANDから、「タイロピット」、

Petromaxから「ホーボーストーブ」、「ファイヤーボウル

をご紹介いただきました。

タイロピットは2次燃焼を利用した超強力な燃焼炎を生み出す焚き火台です。

2重構造の筒型設計により内部温度が非常に高温になるので燃料を効率よく燃焼エネルギーに変換する仕組みです。

本体下部の空気孔から取り込んだ空気が暖められ急激な上昇気流を起こすことで炎が噴き出すように燃え上がります。

一気に燃焼するので煙も少なくクリーンで灰の片づけも簡単!

タイロピットは常設での使用をコンセプトにデザインされていますが、キャンプで使ったら目立つこと間違いなし

 

 

「PEAKS 11月号」(10月15日発売) 雑誌掲載のお知らせ

10月15日発売、『PEAKS 11月号』(枻出版社)にて、

SEIRUSの商品が紹介されました。

特集は、「ウィンタークロージングギアカタログ」。

この冬の登山で使いたいウエアやアイテムを紹介する中で、

SEIRUSから「シック&シンヘッドライナー(AD)トラッドカモ」、「シック&シンヘッドライナー(AD)ノルディック」、「EVOシック&シンヘッドライナー(AD)BK」、「クイッククラバ ダッフィー」をご紹介いただきました。

シック&シンヘッドライナーは吸水速乾性のサーマックス® 素材のヘッドライナーとフリースネックウォーマーの組み合わせています。

装着の仕方によってヘルメットライナー、バラクラバ、スカーフ、ネックウォーマーと4通りの使い方をすることができます。

内側はフラットなシーム構造になっているので付け心地がいい仕上がり。

一つ持っていると、スキーやスノーボード、冬山登山、外作業の時などいろいろな時に使うことができて便利です。

 

 

「Tarzan 10/14号」 (9月22日発売)雑誌掲載のお知らせ

9月22日発売、『Tarzan 10/14号』(マガジンハウス)にて、

SIGGの商品が紹介されました。

特集は「食トレの教科書」。

脂肪を減らし筋肉を増やすための食事方法の紹介する中で、

SIGGから「セクシーボトル」をご紹介いただきました。

表紙で大きく掲載していただいています!

セクシーボトル」は、ガラスのような透明感のあるおしゃれなボトルです。

衝撃に強くにおいやシミがつきにくいトライタン製で、5色展開しています。

飲み口を上下することで簡単に開閉できるので、ジムやサイクリングの時に最適。

アウトドア、スポーツはもちろん日常の様々なシーンのマイボトルにおすすめです。

 

 

 

SOLの“ブランケット”シリーズは何が違う? 商品を比べて解説します!

 

「◯◯ブランケット」は緊急時に使うサバイバルシート

 


登山や渓流釣りなど山の中でアクティビティを安全に楽しむには、ビバーク用品やファーストエイドキットといったエマージェンシー用品が欠かせません。中でも必ず用意しておきたいのが、サバイバルシートと呼ばれるアイテムです。

たとえば緊急時、屋外で寒さに震えるような状況で何もせずにいると、体温がどんどん低下して危険な低体温症に陥ることも。そのような危機的状況を防ぐアイテムがサバイバルシートで、大人が包まれるほどの大きさがあり、体温を反射して保持する機能を備えています。

エマージェンシーグッズを取り扱う<SOL(エスオーエル)>も漏れなくサバイバルシートをラインナップしており、“ブランケット”という商品名で販売中。

今回はSOLがリリースするサバイバルシートについて解説します!

 

SOLのサバイバルシートを一挙紹介!

 


SOLを取り扱うスター商事のカタログやホームページを見ると、“ブランケット”という名前の商品が多いことに驚くはず。そして、何が違うのか、ちょっと分かりづらいですよね。まずはひとつずつ見てきましょう。

 

1.エマージェンシーブランケット1人用

 


ポリエチレン素材にアルミ蒸着加工を施した1人用のサバイバルシート。アルミ面が体熱の最大90%を反射して体温の低下を防ぎます。生地がしなやかで破けにくいため、繰り返し使うことが可能です。

使用サイズ:約142×213cm
重量:約65g

 

2.エマージェンシーブランケットXL

 


商品名の通り、こちらは「エマージェンシーブランケット1人用」を一回り大きくしたサバイバルシート。緊急時に寒がる人に寄り添って一緒にビバークするといった使い方ができます。(※カタログ上の商品名は「サバイバルブランケット2人用)」

使用サイズ:約147×249cm
重量:約91g

左)エマージェンシーブランケットXL、右)エマージェンシーブランケット1人用


1人用とXLの大きさを比べた写真がこちら。XLの方が縦に長いのが分かります。体が大きい人はXLを選んでも良いかもしれません。

 

3.ヘビーデューティ エマージェンシーブランケット

 


特長や大きさは「エマージェンシーブランケットXL」と同じですが、生地を2.5倍厚くして強度をアップさせた商品がこちら。テントの外側や内側に敷くシート、雨を防ぐタープとしても使用できます。

使用サイズ:約152×244cm
重量:約223g

 

4.オールシーズンブランケット

 


格子状に編んだ強度の高い繊維を、ほかのブランケットと同じポリエチレン素材でラミネートした商品。
「エマージェンシーブランケットXL」を一回り小さくしたサイズで、体温の最大80%を反射保持します。

使用サイズ:約152×215cm
重量:約470g

 

それぞれのサバイバルシートを広げて、違いや特長を徹底解説!

 

それでは、それぞれのサバイバルシートをパッケージから出して、実物を比べながら違いを確かめていきましょう!

 

「ヘビーデューティ エマージェンシーブランケット」は2.5倍強い!

 

左)ヘビーデューティ エマージェンシーブランケット、右)エマージェンシーブランケットXL

商品説明の通り、「ヘビーデューティ エマージェンシーブランケット」は「エマージェンシーブランケットXL」よりも2.5倍の厚みがあります。そのため、強度も2.5倍増し。

少々重くはなりますが、サバイバルシートをテントのグランドシートとしても使いたいと考えているなら、「ヘビーデューティ エマージェンシーブランケット」がオススメです。


それぞれ見た目はそっくりですが、実際に触れてみると違いは明らか。「エマージェンシーブランケットXL」がフィルムのような薄さなのに対して、「ヘビーデューティ エマージェンシーブランケット」にはコシがあるのが分かります。


試しに力を入れて引っ張ってみると多少は伸びるものの、「ヘビーデューティ エマージェンシーブランケット」の形が大きく変わることはありませんでした。


一方「エマージェンシーブランケットXL」を引っ張ると写真のように左右に広がり、形が変形。シワができて生地がたるんでしまう結果となりました。

 

シリーズ中、いちばん強いのが「オールシーズンブランケット」

 

左)ヘビーデューティ エマージェンシーブランケット、右)オールシーズンブランケット


強さが自慢の「ヘビーデューティ エマージェンシーブランケット」より、さらに優れた強度を誇るのが「オールシーズンブランケット」です。
いくら「ヘビーデューティ エマージェンシーブランケット」が丈夫とはいえ、いつか穴が開く瞬間は訪れます。しかし「オールシーズンブランケット」にはそのような心配が皆無。熱を加えて溶かしたり燃やしたりしない限り、めったなことで穴が空くことはありません。


ふたつを比べると、見た目で違いが分かります。「オールシーズンブランケット」はブルーシートのような生地感があり、引っ張っても伸びることはありません。


さらに、四方がナイロンで補強されていて、四隅にはグロメットが取り付けられています。このグロメットに細引きを通せばタープとして使うことも可能です。

 

別ブランドのサバイバルシートも販売中

 

スター商事はSOLとは別に、<AMK(アドベンチャーメディカルキット)>という別ブランドのサバイバルシートも取り扱っています。

AMKナノヒートブランケット(完売いたしました)

使用サイズ:約170×147cm
収納サイズ:約13×10cm
重量:約193g

左)AMKナノヒートブランケット、右)エマージェンシーブランケット1人用


大きさは「エマージェンシーブランケット1人用」の長辺を短くした正方形に近いサイズ。機能は「オールシーズンブランケット」と同じで、体温の最大80%を反射保持します。


素材はアウトドア用品でおなじみのポリエステル。ほかのサバイバルシートと同じく、裏側にアルミ蒸着加工が施されています。


こちらの商品の最大の特長は収納袋が付属すること。畳むとかさばるサバイバルシートをコンパクトに持ち運ぶことが可能です。


紹介したサバイバルシートの中でいちばん高価になりますが、軽さと強度、持ち運びやすさのバランスはピカイチ。軽くて一生使えるサバイバルシートが欲しいと思ったら、「AMKナノヒートブランケット」が一押しです。

※完売いたしました

 

迷ったら「エマージェンシーブランケット1人用」を手に入れよう!

 

それぞれの特長を紹介してきましたが、それでもどれを選べばいいか悩んでしまう方もいるでしょう。そんなときは「エマージェンシーブランケット1人用」がオススメです。なんといっても安価ですし、パッケージがコンパクトなのでリュックサックやバックパックのなかで場所をとることもありません。

もしものときに備えてサバイバルシートを用意して、安全にアウトドアを楽しみましょう!

 

 

夏季休業期間中(8/7~8/15) のショッピングサイト発送業務について

平素は弊社WEBサイト並びにショッピングサイトをご覧いただきまして誠にありがとうございます。

誠に勝手ながら夏季休業を下記の通りとさせていただきますので、何卒よろしくお願いいたします。

2021年8月7日(土)~2021年8月15日(日)

スター商事ショッピングサイトにおけましては

夏季期間中の休業に伴い8/6(金)午後1時以降~8/15(日)にご注文、ご入金の確認が取れたお客様への発送は、

8/16(月)から順次発送させて頂きます。

尚、休業期間中の商品お問い合わせ等につきましてもメール受付は、随時承っておりますが、回答はおなじく8/16(月)以降からとさせていただきます。

ショッピングサイトをご利用いただくお客様には大変御迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご確認の上ご注文いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。