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山岳ライターの商品体験レポートProduct Report

アウトドア用品のリペア職人になろう! ギアエイド使い方講座 No.2 ~シームグリップ編/シームグリップ+WP(ウォータープルーフ)~

■ギアエイドの使い方を学ぶ本企画。前回に続き、今回は「シームグリップ」シリーズを紹介します。

 

前回紹介した「リペアテープ」と異なり、シームグリップは液体で傷を補修するリペア用品です。

リペアテープが小さな範囲の補修に向いているのに対して、シームグリップは自由な形で補修することができるため、比較的面積の広い傷に適していると言えます。さらにシームグリップは、補修後の仕上がりにも特徴があります。

乾燥後も硬化することなく柔軟性があるため、ナイロンやレザー、ビニールなどの柔らかい素材の補修に最適です。さらに補修箇所を完全防水に加工することができるため、テントやタープなどの縫目に塗り付けて、雨水の侵入を防ぐ目止め処理に使うこともできます。

 

今回はシームグリップのなかでも一番人気がある「シームグリップ+WP(ウォータープルーフ)」の使い方を説明します。

商品パッケージには、チューブ状の補修剤の他に、本体に取り付けて使う刷毛が付いたパーツと、小さなブラシが付いてきます。

スター商事のカタログに載っている商品画像にはチューブ状の本体しか見当たりませんが、パーツはちゃんと付属しているので安心してください。

 

まずは目止め処理から試してみましょう。シームグリップ+WPは1本で約4mの長さを目止めすることが可能です。本体のキャップを外して、チューブの口に穴を開けてから、刷毛が付いたパーツを取り付けます。これで準備は整いました。

 

さっそく縫目に塗り付けていきます。チューブを指で軽く押すと補修剤が出てきました。これが思った以上に液体に近く、簡単に刷毛で伸ばすことができます。

もっとドロッとした状態をイメージしていたので、これには驚きです。絵具を塗るような感覚で縫目に沿って刷毛を動かしていくと、あっという間に目止め処理を行うことができました。

実は目止め処理を行うのは今回が初めてで、とても手間のかかる作業をイメージしていたのですが、これならまったく難しくないですね。

 

シームグリップ+WPは小さな傷の補修も可能です。付属されている小さなブラシに適量の補修剤をつけて、傷を塞ぐように塗っていきます。このとき、補修箇所の裏に補修剤が垂れないように注意しましょう。傷の裏側に不要な布を敷いてあげるといいかもしれません。

 

シームグリップ+WPが完全に乾燥するまでの時間は約8時間。乾くまでは風通しの良い場所に放置しておきましょう。

 

目止め処理から小さな傷の補修もできるシームグリップ+WPは、特にテントやツェルトで寝泊まりする山行を楽しんでいる方にオススメの商品です。シームグリップシリーズには他に4つの商品があります。これらは、次の機会に使い方を説明しようと思いますので、まずはシームグリップ+WPの使い方をマスターしましょう!


山岳ライター:吉澤英晃

山岳ライター吉澤英晃が、毎月1つのアイテムを実際に使ってみてレポートする連載企画。
登山からキャンプギアまで様々なアイテムの使用感や特徴を紹介していきます。(構成・文:吉澤英晃)

【自己紹介】
大学の探検サークルに入部したのことをきっかけに登山を開始。
社会人山岳会に所属し、夏は沢登り、冬は雪稜からバックカントリーまで、一年中山で遊んでいる。
登山用品の営業職を経験した後、現在はフリーライターとして活動中。