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山岳ライターの商品体験レポートProduct Report

水筒

スイスのおしゃれで優しい保温ボトル。シグ「ジェムストーン」で出かけよう!

今回紹介する保温ボトル「ジェムストーン」。左が0.5L、右が0.75L。1.1Lもある

気付けば今年もあとわずか。12月に入って、やっと冬らしい寒さになりましたね。冬休みはこたつでミカン、も大好きな休日の過ごし方なのですが、やっぱり寒くても外に出て自然を楽しみたい。そんなときに欲しくなる道具が「保温ボトル」です。

「保温ボトル」なんていまさら珍しい道具ではありません。私が子供のときから我が家にもありました。ただ、知らぬ間に軽量コンパクトになり、種類も豊富に。

内側のツマミを回して開閉を操作する

まずは直接口を付けて飲むタイプ。私も普段から愛用していて、飲み物をいちいちコップに注ぐ必要がないので、個人で使うならこの手のタイプがおすすめです。

キャップを外すとすぐに注ぎ口が現れる

直接口を付けて飲むタイプには、キャップがついているものもあります。詳しくは調べていませんが、こちらの方が密閉性が高そうなので、保温能力も比例して高くなっていそうです。

中栓を回してお湯を注ぐオーソドックスタイプ

そして今回紹介するスイスのボトルメーカー<シグ>が手がける「ジェムストーン」は、外蓋がコップになっていて、中栓を回してお湯を注ぐ従来からあるタイプ。数ある保温ボトルの中でも、この手のタイプが保温能力はトップクラス。単純に注ぎ口の直径が小さいものほど、保温性は高くなります。

ここで先に紹介したふたつのタイプとジェムストーンに、大きな違いがあることにお気づきですか? ジェムストーンは直接口を付けて飲むタイプではないので、家族や友達などと温かい飲み物をシェアできるのです。

外蓋がコップ代わりになる

たとえばブルブル震える寒空の下で「温かいコーヒーでも飲みませんか?」なんて声をかけられたら、嬉しい気持ちになりますよね。パパが息子に、彼氏が彼女に、きっとそこにはホットドリンクを飲んで体が温まる以上の、心まで温まる優しさが含まれているはず。ジェムストーンは相手の気持ちまで温めてくれる保温ボトルでもあるのです。

外蓋に刻印されたシグのロゴマークがかっこいい

デザインも特徴的で、カラーはシンプルにブラックとシルバーのみ。ザ・アウトドア用の無骨さがあるわけでもなく、ザ・オフィス用のフワッとしたカジュアルライクともまた違う、大人のアーバンな雰囲気を醸し出す、さすがヨーロッパのメーカーとうなずける、おしゃれなシルエットに仕上がっています。

凹凸のおかげで持ちやすい

縦に走る凹みは本体の剛性を高めるとともに、持ちやすさにも貢献。ボディーは特殊技術で薄くしたステンレスで作られる二重構造で、0.5Lのタイプで290gと軽量です。

ブラックは表面が滑りやすいので、手袋との組み合わせはシルバーが◎

ちなみに保温性を独自に調べたところ、96.4℃のお湯を入れたジェムストーンを室内温度8.8℃の冷蔵庫に6時間放置したあと、中のお湯の温度を再び計測してみると、82.0℃という結果になりました。

中栓を開けると湯気が立ち上り、お湯を飲むと、アチッ、と声が飛び出すほど、保温能力は優秀です。

パッケージもシンプル。統一感が高い

飾りっ気のないジェムストーンは、大切な人へのプレゼントにもおすすめできます。“石(Stone)”のように頑丈で、時を失った“宝石(Gem)”のように美しい。まさに「Gemstone」という名前の通り、一生モノのアウトドアギアになるはずです。

SIGG
ジェムストーン0.5L BK  

ジェムストーン0.5L SV

ジェムストーン0.75L BK

ジェムストーン0.75L SV

ジェムストーン1.1L BK

ジェムストーン1.1L SV

 

 

山岳ライター:吉澤英晃

山岳ライター吉澤英晃が、アイテムを実際に使ってみてレポートする連載企画。
登山からキャンプギアまで様々なアイテムの使用感や特徴を紹介していきます。(構成・文:吉澤英晃)

【自己紹介】
大学の探検サークルに入部したのことをきっかけに登山を開始。
社会人山岳会に所属し、夏は沢登り、冬は雪稜からバックカントリーまで、一年中山で遊んでいる。
登山用品の営業職を経験した後、現在はフリーライターとして活動中。

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