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スター商事

山岳ライターの商品体験レポートProduct Report

ビッグサイズでヘビーウェイトだからいい! 無骨な焚火台、フュアハンド「タイロピット」

最近はキャンプブームが再燃していて、これからキャンプを始めたいと考えている方も多いはず。キャンプの楽しみのひとつにバーベキューなどの食事の時間がありますが、暖かい炎を眺めるだけで心も体もリラックスできる夜の焚き火も、キャンプの醍醐味のひとつではないでしょうか。そこで欠かすことができないアイテムが焚火台になります。

今回紹介するのは、フュアハンドがリリースしたロースタイルの新しい焚火台「タイロピット ¥46,000+税」。実はこちらの商品、諸事情があって2020年のスター商事のカタログには掲載されていません(HPには掲載済みで、カタログには2021年から載る予定)。少々謎のベールに包まれた焚火台について、都内のバーベキュー広場で実物に触れて、サイズ感や機能を確認してきました!

これが謎に包まれた焚火台「タイロピット」

まず驚いたのが、その大きさについて。同じくフュアハンドがリリースしている焚火台「パイロン」もそうだったのですが、このブランドは軽量コンパクトというアウトドア用品のトレンドを知らないのでしょうか…。(パイロンをフィールドテストしたときの記事はこちら)

スター商事のHPで見ることができる画像から想像していたタイロピットの姿は、パイロンの背を低くした小型モデル。1〜2人で使うのにぴったりな小さな焚火台を勝手に思い描いていたのですが、実際のタイロピットは、見事に予想を裏切ってくれました。

実物は全然小さくなくて、むしろデカイ。

人と比較すると一目瞭然で、本体は両手で抱えられるほどの大きさ。直径は57cmもあります。ちなみにパイロンとペトロマックスが展開する焚火台「アタゴ」と比較してみるとこんな感じ。

左が「パイロン」で、右が「アタゴ」

低重心でどっしりとした姿は、嫌でも目を向けてしまうほどの存在感。それもそのはずで、ステンレスでできた本体の重量は驚異の11.2kg! ビッグサイズでヘビーウェイト。しかも常設を前提とした焚火台なので、収納することもできません。ただしこのスペックは裏を返せば、耐久性が高くて壊れにくいというメリットとして捉えることもできます。タイロピットは最上級にタフな焚火台でもあるのです。

足のパーツはネジで固定。折りたたむことはできない

サイズ感に驚かされたところで、実際に薪を入れて火をつけてみました。タイロピットもパイロンと同じ二重構造の焚火台で、中央と下部の穴から空気が流入することで燃焼を促し、薪がよく燃える仕組みです。

           

内側が熱せられると自然に空気が送り込まれる

           

タイロピットは本体の幅が広いため、パイロンのように火柱が上がることはありません。とはいえ、優れた燃焼効率に遜色はなく、見事に薪は灰塵と化しました。残った灰は網の下にあるパーツが取り外せるので、簡単に捨てることが可能です。

大きな薪が跡形もなく燃え尽きた

ちなみに今回のフィールドテストではタイロピットでウインナーを焼いてみました。熱くて近づくことができないので、こんなときはペトロマックスの「キャンプスキュワー ¥2,900+税」が役立ちます。こういう直火を使った楽しみ方は、大人よりも子供のほうが喜びそう。家族連れのキャンパーにおすすめしたいタイロピットの使い方ですね。

ウインナーを刺しているのがキャンプスキュワー

そして、タイロピットでさらに料理を楽しみたい場合は、ペトロマックスがリリースしている「クッキングトライポッド D1 ¥10,500+税」と「ハンギングファイヤーボウル fs 56 ¥13,000+税」との組み合わせがおすすめです。こちらの商品はまた次回紹介します!

一風変わったバーベキューを楽しむこともできる

正直なところ、タイロピットは大きくて重いので扱いづらく、使う場所も選びます。しかし、この無骨な焚火台を前にして、細かいことを気にするのはナンセンス。デカくてタフなタイロピットには、いい意味で雑な使い方がお似合いです。重くても気にせず車に載せて、キャンプ場に連れ出しましょう。そして太い薪をがんがんのせて、盛大に燃え上がる炎を楽しめば、キャンプサイトで目立つこと間違いなし! 他のメーカーの焚火台とはひと味もふた味も違うタイロピットで、ワイルドなキャンプを楽しんでみてはいかがでしょう。

FEURHAND 

タイロピット ¥46,000+税


山岳ライター:吉澤英晃

山岳ライター吉澤英晃が、毎月1つのアイテムを実際に使ってみてレポートする連載企画。
登山からキャンプギアまで様々なアイテムの使用感や特徴を紹介していきます。(構成・文:吉澤英晃)

【自己紹介】
大学の探検サークルに入部したのことをきっかけに登山を開始。
社会人山岳会に所属し、夏は沢登り、冬は雪稜からバックカントリーまで、一年中山で遊んでいる。
登山用品の営業職を経験した後、現在はフリーライターとして活動中。