開梱時の「123R」の状態は写真のように、一部擦れた箇所がありますが、製造工程上および、製品収納時の避けられない擦れであり、不良ではございません。
OPTIMUS
開梱時の状態について
OPTIMUSの純正外のパーツを使用しても問題はありませんか?
燃焼器具の性能を最大限に発揮するためにもOPTIMUS純正パーツのご使用をお願い致します。
OPTIMUS商品以外のパーツをご使用になられた際の不具合に関しては、弊社保障・修理の対象外となります。
使用時のチェックポイント
①燃料が気化しない場合
123Rスベアは自動加圧システムのストーブなので、ポンピングは必要ありません。そのため、使用前にはしっかりと予熱をしましょう。
使用するときの気候や高度によって変わりますが、2分ほどは予熱をしましょう。
本体のくぼみに予熱剤を入れて予熱剤に点火します。着火したら風防をかぶせて2分ほど予熱しましょう。
②点火後、炎が安定しない。
123Rスベアはホワイトガソリン専用ストーブです!
間違った燃料を使用したり、汚れた燃料を使用した場合はタンク内の洗浄が必要です。
場合によってはウィックの交換が必要になります。
ホワイトガソリン以外は絶対に使用しないでください!
徐々に火が消えてしまう。圧が漏れる
予熱を十分に行って点火しても、使用中に徐々に火が消えてしまう場合は、安全弁のチェックをしましょう。
注油口キャップのパッキンから圧力が漏れていることが考えられます。
注油口キャップを外して、パッキンの状態を調べます。
パッキンを取り換えて圧力が漏れる場合は注油口キャップの交換をします。
注油口ゴムパッキンの交換
・千枚通しを用意します。
①注油口キャップを外します。 中の注油口ゴムパッキンの状態を確認します。
膨らんだり内側がしわしわになっていたら交換してください。
②交換の場合は千枚通しを使って取り外して新しいパッキンに交換します。
注油口キャップからの圧力漏れの確認
①注油口キャップの上部の穴が開いている個所につば、もしくは石鹸水を付けます。
②少し膨らむだけなら問題ありませんが、すぐに弾けてしまう場合は安全弁が作動したままの状態です。
圧力が常時抜けている状態のため、注油口キャップ本体の交換が必要です。
ニードル調整法
『スピンドルを右一杯に回したのにでも消火できない』といった症状を経験したことはありませんか?
これはニードルとスピンドルの噛み合わせがずれてしまった時に起こる症状です。
そのような時は是非次のマニュアルを参照して下さい。お手元のOPTIMUS製品が復活します。
(この画像は123Rスベアにて実施しておりますが8Rハンターも基本的には同様の手順となります。)
①必ずタンク内の燃料を抜き取ります。(作業中に燃料がこぼれてしまい危険です。)
※各パーツの名称です。(8Rハンターも同様の金額となります)
ニップル@800円 クリーニングニードル@800円 メタルリング@300円
グラファイトパッキン@400円 スタッフィングボックス@400円 スピンドル@1,200円
バーナーアッセンブリー@5,800円 ウィック@1400円 (すべて税別)
②ウィンドシールド、バーナーヘッドを外します。
③クリーニングニードルを外します。
(1)調整キーを使ってニップルを外します。調整キーの一番小さい穴がニップルのサイズになります。
(2)ニップルをはずすと中にクリーニングニードルがついているのが見えます。
(3)調整キーを使ってバルブスピンドルを左一杯にまわします。
クリーニングニードルが持ち上がるので針を折らないように注意しながら取り外します。
※注油口キャップをつけたままにしておくとウィックに染み込んだ燃料が逆流する恐れがありますので必ず外した状態で実施して下さい。
(4)クリーニングニードルの噛み合わせの部分が摩耗している場合はクリーニングニードル、バルブスピンドルを交換します。
摩耗してないようであればクリーニングニードル調整のみ行います。
※バルブスピンドルの交換を飛ばして、⑤クリーニングニードル調整まで進んでください。
④バルブスピンドルを交換します。
※バルブスピンドル交換の際にグラファイトパッキンも必要になりますので、事前にご用意ください。
10mmのスパナ・メガネレンチや、モンキーレンチ、千枚通しをご用意ください。
(1)スタフィングボックスを外します。調整キーの一番大きい穴がスタフィングボックスのサイズになります。
調整キーで外しずらい場合は10mmスパナ、モンキーレンチを使用して外してください。
(2)調整キーを使って、バルブスピンドルを外します。
(3)取付け部に残っているグラファイトパッキンを千枚通しできれいにはがし取ります。
(4)新しいバルブスピンドルにメタルリング、グラファイトパッキンを取り付けます。
※メタルリングには表裏があります。くぼみのある方にグラファイトパッキンを入れるようにします。
(5)パーツを取り付けたバルブスピンドルを差し込み、バルブスピンドルが動かなくなるまで調整キーで右に回します。
(6)スタフィングボックスを入れます。
締めるとグラファイトパッキンがつぶれるので、そのまま締め込みます。パッキンがつぶれることで密閉されます。
※締め込みすぎるとバルブスピンドルが回らなくなります!
⑤クリーニングニードルを調整します。
(1)右一杯にバルブスピンドルを回した状態でクリーニングニードルを入れます。
※ギアがかみ合うように入れる向きに注意してください。
(2)そのままの状態でクリーニングニードルを入れスピンドルをゆっくり左に回すとニードルが上昇して『カチン』という音と共に下に落ちます。
そのままバルブスピンドルを左にゆっくり回し3.4回ほど下に落とします。
(3)その後スピンドルを右一杯に回しニードルを下に下げます。
(4)右一杯に締めた時、ニードルの肩が穴の内側の狭まった部分の高さと同じ位になるようにして下さい。
⑥ニップルを取り付けてバルブスピンドルを動かしクリーニングニードルが上下に動くか確認します。
⑦燃焼テストを行って完了です。